半夏生

【半夏生】はんげしょう
① 七十二候の一つ「半夏生」…「半夏生ず」(半夏の生える頃)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたる。一般的には「梅雨明け」(明けないけど)
農家にとっては大事な節目の日で、田植えは夏至のあと、半夏生に入る前に終える。
この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたり、地方によって様々な物忌みの守られていた日であったと推測している学者もいる(http://iroha-japan.net/日本文化いろは事典)。関西ではこの日に蛸を、讃岐では饂飩を食べる習慣がある← ほんと?


② ドクダミ科の多年草。水辺に生え、臭気がある。茎は高さ約80cm。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Hangeshou.html
(植物園)この植物については,花に近い葉っぱの一部が白くなり花よりも目立つので,「半化粧」だともいわれる。


【半夏】はんげ
① 〔仏教〕 九〇日にわたる夏安居(げあんご)の中間、四五日目の称。
② カラスビシャクの別名。塊根は漢方の生薬として鎮嘔・鎮吐薬に用いる。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/karasubishaku.html
(植物園)畑の雑草として普通に見られる。マムシグサ(蝮草)などに似ているが、植物体自体が小さく、仏炎苞(ぶつえんほう)が緑色である。7月2日ころ生える。
③ 「半夏生(はんげしよう)」の略。


▲ 「半夏の生える頃」の「半夏」は、漢方のカラスビシャクなのか、半分白い“半化粧”なのか、どちらも同じ頃生えるので、同じことなのか、不明。