つぼみカバー

たまたま、お台所の出窓にあったつつじのオオムラサキで大発見。枝を少し選定したので、花瓶に活けられないような短い枝をポンと入れておいた。
緑がかった白いつぼみがふくらんで、茶色になり、鑑賞的に美しくない。元気なのでそのままにしておくと、なんと、茶色のとんがり帽子のようになって持ち上がり、下のほうから昆虫が羽化するように白っぽいつぼみがはみ出してきた。大変そうなので帽子を取ってあげようと触ると、ぺたぺたと粘着。見るからに甘いねばねばの蜜というかんじ。でも、お花も咲いていない時に意味があるの?
気がつくと、2輪の濃いピンクのお花が、まだしわしわの花びらで咲いていました。帽子は取れて、回りの葉にタッチして留まっていた。時間が経つと、花びらもぴんとして、りっぱなオオムラサキになりました。


何十年来オオムラサキを見てきて、初めて全貌を目撃。他の枝では、4輪のお花になっていました。
まとめ ●花芽にはカバーがあり、中には複数のツボミが入っている。カバーはぺたぺたと甘そうに光り、取れても回りにしばらくくっついている。虫を呼ぶのか、虫をつかまえるのか、オオムラサキの蕾カバーの使命や如何に!?