お菓子頂戴 柿の雫

昨日のお菓子頂き記
『深山 柿の雫』 御菓子の今井屋 仁太郎 製
創業明治元年。本店・岐阜県恵那郡加子母。
栞に曰く、『晩秋を迎えると、深山の里では、干柿づくりが始まる。辺りを一面、黄色に染める「柿のれん」。木曽御岳から吹き下ろす冷たい風にさらされると、生の柿にはない味と香りが加わる。そんなところから「風味」という言葉は生まれたのかもしれない。 黄色の果肉に、真っ白な粉をまとった干柿。その中に、ほっこりと 栗きんとんを詰めました。 口の中で広がる天然の風味をお楽しみください。』
本当に干柿を割って餡が入っていました。輪切りの薄切りにして、花月のお菓子に喜ばれそう。餡は、つながりのよい「きみしぐれ」のようで、始めは「栗きんとん」とはわかりませんでした。干柿の甘味を活かし、中は自然の風味。お菓子で『風味』の解釈を聞くというのも面白かった。