万之介狂言の会

16日(土)は、『猫は歩かずチケットにあたる』で、国立能楽堂へ。チケット降らして下さった方、ありがとう存じます。
膏薬練」 萬斎・深田博治
吸う・吸い寄せられるコンビの動きがおもしろい。おできにつける膏薬なのでしょうか。終わった後、膏薬は吸い寄せるんだ、と信じてしまいそう。とにかく、蓬莱山の不老不死の妙薬のような、すごい材料なのだ。萬斎さんは、低い声を効果的に使っている感じ。
八句連歌」 万之介・石田幸雄
淡々としみじみと、舞台に漂う人情。ちくちくと言い分が混ざる歌もいい。貧者・万之介の、痩せても残る自尊心が素敵。
木六駄」 万之介・月崎晴夫・万作・幸雄
牛の生態がうかがえて面白いが、長かった。牛も雪沓をはいているということに、何かじーんときた。薪の売り上げは無事にお小遣いにできたのだろうか…