永楽和全の茶陶

一昨日、中野区上高田・三井文庫別館の展示見学に。和全は保全の子で、幕末から明治20年代?の人。加賀、岡崎、京と窯を開き、金襴手・交趾・乾山風・石っぽいお地味なもの、などの天目、お茶碗、喰籠、鉢、碗、向付。

金蘭手&赤絵にわくわく。金の丸のついた赤絵の鉢の見込に、染付の青い兎の後姿がよかった。まるぽっちの尾がかわゆい。これを猫にした場合、尻尾の形はどんなのがいいか、空想した。 赤絵の筆の勢いが見事で、線描の花卉の躍動感がすごい。それでいて整って、格がある。
一転して、萩写しの平茶碗とか、高麗?(青磁風)写しのお茶碗の、ゆがんで、且つ、程よい加減が絶妙。
菊谷焼の12ヶ月絵替りお茶碗の画題が面白かった。地味…
三井文庫は、日本橋の三井不動産株式会社の三井本館7階に「三井記念美術館」として開設されるそうです。 さよーならー! 駐車場の桜さん。