反歌 短歌日記

* うせにけりゆくえもしれず里人の
    ながめるやまのは鬼も裏から  Cat☆彡
(お能の物語の終わりは 『行方も知れず失せにけり』『霞にまぎれて失せにけり』 暁とともに幽霊や草木の精や、山姥や鬼はもやもやと遠のいていく。秘境に住む実在の存在もあるらしい。正史の裏に滅びたものの系統とか、塵芥の世から遠のいたものとか。ときどき現れるそのような存在に遇えるのが “かくれ里”)