反歌 短歌日記

* たわむれておぼろにくぐもる花さるに
     古木ゆれゆれきりさめちらす  Cat☆彡
(雨中桜五匹猿図(部分) 森狙仙。実際の大きさはわかりませんが、切手のミニチュアの世界に点々と白く浮き出ている桜が素敵。輪郭の霞の中に散るのは、花か雨か…。花冷えにほかほかと暖かそうなおサルの毛皮をなでたくなる。 猿は柿本猿とか人麻呂につながり、梅原猛による万葉の悲劇「水底の歌」(ねこ草カテゴリー[歴史])を思い出します。猿は去る、哀しい掛けことば。)