からくり箱

下の小さな引き出しを引くと、上のすだれ状の蓋がオルゴールの音色と共にするすると開く、という小箱が好きで、宅急便用認め印を入れて愛用している。音がするので、防犯にもなると。
それが、数年前、音無しの小箱と化した、何かピアノ線のようなものがはずれたか、ちょっとしたことで直りそうに思うのだが、どうにもならなくて、残念無念ながらそのまま猶使用中の所、先日思い立って、問い合わせてみました。HPにオンラインショップのある箱根の物産店さん。


お返事は、『・・・また、寄木細工の職人不足からこのような商品が再び販売される可能性はかなり少なくなっております。・・・。』
何と、既に製作されていないというものでした。


がっかり。子供の頃からあった、お土産定番のような楽しい箱。ずっとずっと世に存在するものと思い込んでいた。諸行無常
検索すると、正に同じ記事が。オルゴールを奏でます!
( http://youtu.be/idXKmKJ6M1A )

でもこの方には、「現物」がある!“泥眼”の眼差しで、YouTubeを拝見。怖いぞよ〜。 3分後、コレクター金子皓彦氏による寄木細工の歴史を拝見してご機嫌に♪素晴らしい (YouTube http://youtu.be/tNGL5MlPFHw )。


・・・寡黙な私の筥を、大切にしようと決めたことでした。


などと言いつつ、今一度、と探すと、まあ、何ということでしょう♪ これも“泥眼”の威力か、有るではありませんか!「箱根寄木細工専門店 いづみや」さんです。