浄瑠璃で「綺羅、星の如く」と語っていたので、綺羅は綺羅、星は星なのだと初めて分かった。綺羅とは雲母か石英のことも、そういわなかったかしらん。香木をのせる雲母をキラと言ったような…。
TVで新作浄瑠璃 「弥七の死」 山川静夫作、 というのがあった。
山川静夫さんも、アナウンサーから随分伝統芸能の道にのめりこんでしまったのですね。
【 綺羅 】 きら goo辞書
「綺」は綾織りの軽い絹、「羅」は透けるような薄い絹。
(1)美しい衣服。また、美しい衣服で着飾った人。
「―をまとう」「―、星のごとく居並ぶ」
(2)華やかな美しさ。ぜいたくで派手なこと。
(3)盛んな権勢。栄華。
――を飾る
(1)衣服を美しく着飾る。 (2)みえを張る。体裁をつくる。
――を磨(みが)く
服飾や調度に美をこらす。
【 綺羅星 】 きらぼし
「綺羅、星の如し」という言い方から、誤ってできた語。
立派な人が連なり並んでいることをいう語。
「有力な財界人が――のごとく並ぶ」