お茶かい日記 茶来

「茶来」(さらい) KIRIN ペットボトル緑茶
  『 苦味いっぷく
   京都 栂尾山 高山寺 習ひ
   火香緑茶 火が香る大人の味わい 』ですって。


1200年代、『明恵上人が日本最古の茶園をひらいた』と説明書がありますが、それは、「抹茶」の時代としてですね。 もっと古い、自称・日本最古の茶園は、比叡山の「日吉神社御茶園」。800年代、伝教大師最澄が唐から茶の実を持ち帰ったもので、その頃は、団茶の茶葉を煎じて喫した。


唐の団茶は、宋代にどんどんマニアックなものとなり、産地・品質・製法が追求され、貢物、ご挨拶品、袖の下の最高峰に君臨、一国を滅ぼす程?の高価なものとなって禁止された。このあたり、 陳舜臣「茶事遍歴」に詳しい。


で、現代の中国茶に団茶が多いが、それは宝石のような団茶が消滅したのであって、それなりに続いていたのだろうか? どこかで復興されたのだろうか。


★ 肝心の「茶来」の風味は、「むむ、この味は、どこかの味!?」で、にゃんと我が家で“ちょっと時間経過した味”だったのでした。
おまけが高山寺巻絵鳥獣戯画の兎の金々ストラップで、裏がつんつるてん。大好きなあの絵をこんな安手に使って、KIRIN増上慢ぢゃ! でも、今までのボトル茶では一番好き。


【増上慢】ぞうじょう-まん  goo 辞書
(1)〔仏〕 七慢の一。 まだ完全に悟りを開いていないのに、悟りを開いたと思って、おごりたかぶること。
(2)実力もないのに自己を過信して思い上がること。


【七慢】しちまん  とは何ぞや?
〔仏〕「慢」は慢心の意。 おごりたかぶる煩悩を七種に分けたもの。
慢 ・過慢 ・慢過慢 ・我慢 ・増上慢 ・下劣慢 ・邪慢 の総称。


おもしろーい!
「我慢」も慢心なんですね。自我が強いことかな?
「下劣慢」てどんな程度なんでしょーか。


ペットボトル 1本で話題が尽きない。マイクを持ったら放さないタイプってこれか。