こまた


「小股とは足首である。」アキレス腱の側の風情。そーなのですか!? 初めて具体的場所の記述を目にしました。先日の野村万之丞 著 「いい加減 よい加減」 での収穫。
今まで「こまた」を調べたことはありません。なんとなく…かなぁ、という線止まり。


<こまた>小股 国語辞典 金田一京助編 三省堂
① またを狭くひろげること
② また。
「小股の切れあがった」…しりがたれさがっていないで すらりとした感じのようす
「小股掬い」…1) 相撲で相手のまたを内がわからすくいあげて倒すわざ。
2) 相手のすきをねらって自分の利益をはかるやりかた。


<こまた> goo辞書 三省堂提供「大辞林 第二版」
① 両足の開きが狭いこと。⇔大股
② 股。あるいは、股に関するちょっとした動作にいう語。
「こまたが切れ上がった」…きりりとして小粋な女性の形容
「こまたを掬う」…1) 相撲で、相手の股を内側からすくいあげて倒す。小股を取る。
2)相手のすきをねらって、自分の利益をはかる。小股を取る。『成効の秘訣は…人の小股掬ふにあり←社会百面相(魯庵)』


うーむ。足首は登場しませんね。しかし、ご本では説得力がありました。これは、「こまたの切れ上がったいい女」に対する嗜好の問題なのかもかも。
で、ねこに こまたって、あるのかにゃーん?