長篠

東名高速が西側に延びた所にある「長篠設楽PA」(ながしの・したらパーキングエリア)下り方向に、初めて寄りました。「浜松」「刈谷」間で、休憩間隔の関係上通過していたのですが、せっかくの歴史的地点ということで、入ってみました。道路から全く見えない高台奥にあるので、“闇鍋PA” というか、奥ゆかしいというか・・・。


建物の左に、立体駐車場のような展望台。その左に信長の築いた柵の復元?想像?創造?オブジェあり。

横棒に対して、片面に揃えた縦柱。両面交互に組む四ツ目垣とは異なる。手早く、また運搬にかさ張らない方法なのかも。
その先に小山があり、晩秋の枯穂の中に「織田信長本陣跡」の杭型標識の矢印のお誘いが。まさしく兵どもが夢の跡の風情。階段と小道がついているので登りました。休憩に程よいお散歩ミニ登山。頂上にはお宮があり、反対側から登るれっきとした参道が。



お祭りがあったようです。その左に、判読不明の石碑(歌碑?)があり、そのまた左に位置説明の看板が。


一応、信長詠草を。
『きつねなく 声もうれしく きこゆなり 松風清き 茶臼山がね 』(山が嶺?)



  この稲荷社の境内が「茶臼山」の頂上なのか、よくわかりません。


途中、展望場所から市街地が見えました。



ショップの入口に、長篠城主奥平氏と亀姫(家康の正室出生の姫)のお雛様飾りのような像あり。グッズは火縄銃関係と真田氏関係多し。あくまで武田つながりの時代で、「大阪の陣」の茶臼山天王寺)とは違うのがややこしい。その他、郷土史家的マニアックな参考書にびっくり。面白そう。自費出版的風貌ですが、出版社名がありました。


瓦煎餅
小判煎餅「これでよしなに」(20枚入)  『これでよしなに』・・・『山吹色のお菓子です』 『小判型煎餅5枚のうち1枚に金箔付き』・・・の小箱と大箱をげっと。 しかーし、何と製造・販売元はお江戸ではありませんの!さすが御進物大好き武家文化のお膝元。
月卿雲客の「よしなに」とかご進物は、どんなのかしらん。


≪けふの人文地理≫
茶臼山」は、日本全国にたくさんあるもよう。徳川と真田にとって、茶臼山は、場所を変えても因縁の地だったのですね。